新型コロナウイルスの対策について
当社の新型コロナウイルス対策について
烏山の社員は「焦らない」を合言葉に。
新型コロナウイルスやインフルエンザ等のウイルス性疾患から社員や清掃スタッフを守るために、私たちができることを考えました。冬に猛威を振るうインフルエンザや、ノロウイルスによるウイルス性胃腸炎は、これまで度々深刻な流行を引き起こしてきました。2019年末からは、新型コロナウイルスの感染が拡大し、世界中で様々な予防策が取られています。そしてインターネットが広く普及した昨今、世間ではさまざまな噂や憶測が広まり、不確実な情報が飛び回っています。
烏山では、株式会社ビーエムアドバンスとの協力体制のもと、感染対策についての情報提供をしていただきながら、当社清掃スタッフに向けた感染対策を策定しました。私たちは「焦らない」を合言葉に。社員や現場で勤務する清掃スタッフの皆さまへ、正しい感染予防策をお伝えします。
社員と清掃スタッフの皆さまへ
新型コロナウイルスに対する不確実な噂や憶測が、不安をあおっています。「お湯を飲めばウイルスが死ぬ」は、2020年現在、公的機関では確認されていません。また過剰なマスクや除菌剤の購入が供給を遅らせ、本当に必要とする人の元へ届かなくなっています。皆さんは焦らず、自分自身を守る適切な感染対策を徹底してください。焦らないことは安心につながり、安全な対策へと発展していきます。それによって自分たちを守るだけでなく、ビルやマンションを訪れるお客さまの安心にもつながっていくのです。
新型コロナウイルスの適切な感染対策をすることで、インフルエンザや風邪、感染性胃腸炎からも身を守ることができます。これを機に、正しい予防行動を習慣づけ、感染症にかかりにくい生活を送るようにしましょう。
新型コロナウイルスの感染対策
大切なのは、感染経路(=ウイルスが体内に入る経路)を考えて身を守ることです。新型コロナウイルスの主な感染経路は、接触感染と飛沫感染です。これは、インフルエンザウイルス(また、ノロウイルスの一部)にも当てはまります。
接触感染とは、ウイルスが粘膜や傷などへ直接触れたり、ウイルスに汚染された物体を触わった手指などにウイルスが付着し、そこから目や口などを介して、体内へ入りこむことです。
飛沫感染とは、感染した人が咳やくしゃみすることで、ウイルスが含まれたツバや鼻水などが放出され、それらが直接、口などに入って感染することです。
新型コロナウイルスを100%予防することはできません。なぜなら、接触感染を100%予防するには、完全な隔離と防護具が必要だからです。けれども、感染の可能性をできる限り低くすることは、簡単にできます。日本厚生労働省、WHO、アメリカCDCの発表を基に、新型コロナウイルスの感染対策表を作りました。清掃業務においても日常生活においても、これを必ず守ってください。
新型コロナウイルスの感染対策表
【自分自身を感染から予防するために】
- 密を避ける。
- 対面で会話するときは、お互いにマスクを着用する。1m以上離れる。
- 具合の悪いときは、外出せず、自宅で休養する。
- 出勤時、業務終了後、帰宅時、調理前、食事前、トイレ後には、20秒以上かけて、石鹸で正しい手洗いをする。
- 目、鼻、口を触らない。
【自分がもっているかもしれないウイルスを、人にうつさないために】
- 対面で会話するときは、お互いにマスクを着用する。1m以上離れる。
- 咳やくしゃみをするときは、マスク、ハンカチ、ティッシュなどで口元を覆う。
使ったマスクなどは、他の人が触らないようにする。- 具合の悪いときは、外出せず、自宅で休養する。
【具合の悪い方は】
- 出勤しない。なるべく外出もしない。
- やむを得ず外出する際は、マスクを着用する。
- 栄養、睡眠、保温をしっかりとり、休養に努める。
- しっかり休養しても回復しない場合には、近くの病院か、自治体の「相談センター」へ電話で相談する。
【60代以上の方、または、糖尿病などの持病のある方は】
- 発熱があったらすぐに発熱外来などを受診してください。自治体の「相談センター」へ相談してもよいでしょう。
基本的な感染対策の適切なやり方
接触感染も飛沫感染も、一般的な感染予防を「適切に」おこなうことが大切です。
正しい手洗い(腕時計や指輪は外すことが理想的です)
次の手洗い工程を、短くても20秒以上かけて実施してください。
- 濡らす
- 石鹸やハンドソープを泡立てる
- 手のひらに泡をなじませる
- 爪や指の付け根、手の甲も忘れずに
- 流水で十分に泡を流す
- 水滴を取り、手を十分に乾燥させる
正しい手指消毒
アルコール消毒は、すぐに手洗いできないときに代用することができます。消毒液は噴霧するタイプでもジェル状タイプでも、ポンプを下まで押してきちんと1回分出して使用しましょう。噴霧タイプのものは手がビシャビシャになるほどアルコールが出てきますが、それにより手の隅々までアルコールが届きやすくなります。手をもみ込みながら手全体(特に爪や指先)や手首にいきわたらせた後、きちんと乾燥させます。
正しいうがい
帰宅時にうがいをすることで、喉の洗浄と保湿をすることができます(飛沫が飛ぶので、なるべく共用の洗面所ではやらないでください)。水を口に含み「ブクブク」とまずは口腔内を洗浄してください。吐き出した後、いつものうがいの要領で上を向いて「あー」と声を出しながら15秒程洗浄します。これを2回~3回繰り返してください。またうがい時になるべく上を向くことで、のどの奥まで洗浄することができます。なお、予防目的でのうがい薬の常用はやめましょう。
新型コロナウイルスには、「手洗い」が有効です
普段の生活で、私たちの手指は様々な物に触れます。また私たちは、自分の手で無意識に自分の顔に触れることがあり、手を使って食事をします。これらは生活する上でごく自然な行為ですが、中には感染者のくしゃみや咳によってウイルスなどが付着した手すりやドアノブに接触し、その手で口や鼻を触ってしまうこともあります。無意識にウイルスを手で粘膜に運んでいるケースです。
帰宅後や通勤して職場に到着した後、食事をする前などは、意識して手を洗い、手指に付着しているかもしれない菌やウイルスを落としましょう。清掃作業中の手洗いのタイミングは、少なくとも、作業後、手袋を脱いだ後、食事前、トイレ後です。どこにウイルスが存在するかわかりませんので、こまめに手洗いすることが重要です。手洗いの際は、必ず石鹸やハンドソープを泡立ててください。泡が発生することで有効成分の表面積が多くなり、手に付着した微細なウイルスを物理的に除去しやすくなります。手のひらや手の甲はもちろんのこと、指の間や親指の付け根なども忘れずに洗浄しましょう。よく洗い残す部分として挙げられるのは「指間の付け根」「手のひらの関節にある指紋」「手首」です。ここは意識してしっかり洗いましょう。指の爪も雑菌や汚れが溜まりやすく、爪が長いほど入念に洗う必要があります。爪用のブラシ等を活用するとより効果があります(使用後のブラシは洗ってしっかり乾燥させましょう)。手洗いは焦らずに念入りにおこなうことが、安全への近道になります。
手洗い後は必ず水滴をふき取りましょう
なるべく使い捨てのペーパータオルでふき取ってください。使いまわしの湿ったタオルは菌やウイルスの温床になり、ウイルスを手に再付着させてしまう危険があります。また水滴をふき取らないと、手洗い後のアルコール消毒が意味をなさなくなってしまいます。アルコール消毒は揮発することによって効果があります。濡れた手のままでアルコール消毒をすれば揮発しにくくなるだけでなく、その濃度も希釈してしまい、消毒効果が減退してしまうのです。
アルコール消毒は、必要時に
手洗いは、界面活性剤によってウイルスを不活化するだけでなく、ウイルスを物理的に落とすこともできます。これは、アルコール消毒ではできないことです。一方、アルコール消毒によって、手洗いで落としきれなかったウイルスを確実に不活化することができます。ただ、ウイルスによってはアルコール消毒が意味を成さないこともあるため(例えばノロウイルス)、それぞれのウイルスの特性を踏まえたうえで対策することが重要です。
特定のウイルスに見られる膜状構造のことをエンベロープと呼びます。このエンベローブはウイルスの一番外に形成され、いわばウイルスが膜をまとっている状態です。この膜状の構造を持つウイルスと待たないウイルスがあり、エンベロープを持つウイルスは、エンベロープが破壊されることで不活化し、感染力がなくなります。エンベロープは主に脂質からなっているので、界面活性剤(石鹸や洗剤)やアルコールによって破壊することができます。新型コロナウイルス(COVID-19)もエンベロープウイルスで、70%のアルコールで不活化することが確認されています(その他の一般的な洗剤や石鹸に関しては、まだ検証されていません)。
このほか、インフルエンザウイルスもエンベロープを持つウイルスなので、こまめな手指衛生をすることがもっとも効果的です。エンベロープを持たないノロウイルスは、通常のアルコールでは消毒できないため、入念な手洗いか、いわゆる酸性アルコール消毒剤を使用しましょう。
アルコール消毒は、必要時、手洗いとあわせて使用しましょう
日常生活においては、石鹸による手洗いで十分ですが、病人がいる場合など、より清潔をたもつ必要があるときには、手洗いの後のアルコール消毒が有効です。新型コロナウイルスでも、一般的には手洗いで十分ですが、同居者が発熱して感染の疑いがあるときなどには、アルコール消毒を併用するとよいでしょう。
アルコール消毒の前に、まず手のひらにある無数の様々なウイルスや菌を手洗いによって洗い落とします。その後アルコール消毒をおこって、残ったウイルスを不活性化しましょう。消毒剤は、手洗い時と同じように「指先」や「指の間」「爪」を意識して素早くすり込みます。また、アルコールが揮発しきるまではどこにも触れないことを心がけましょう。アルコールは揮発することで、雑菌を脱水させ減弱させる作用があるので、すり込みながら乾燥させる必要があります。
アルコール消毒液は市販のものを活用できますが、最も消毒力が強くなる濃度70%~80%の物を選びましょう。この濃度以上でも以下でも消毒力が低下するようです。無水エタノールと呼ばれる高濃度のものは手荒れなどを引き起こす恐れがありますので、手指消毒には不向きです。手荒れが原因で感染する恐れや、肌の表面に凹凸ができウイルスが付着しやすくなる恐れもあります。2020年2月現在、アルコール製剤や消毒剤が入手しにくい状態が続いています。止むを得ず無水エタノールを使用する場合には、精製水などで希釈したもので代用することができます。精製水ではなく水道水で希釈することもできますが、水道水に含まれる成分が時間経過とともにアルコール分を劣化させてしまうため、あまりおすすめできません。
なお、アルコール消毒は、普段の生活では必要ないものです。手荒れを引き起こさないよう、多用するのはやめましょう。
マスクは、お互いにうつさないためのエチケット
うがいは、のどの粘膜を守る働きがあります。
水またはぬるま湯でうがいをしましょう。うがい薬を利用することもありますが、のどの痛みや腫れなどの症状が出ている時に限定すべきです。成分であるポビトンヨードは殺菌剤です。のどの腫れや痛みがある際には有効ですが、予防の段階、すなわち健康な状態で常用してしまうと、本来喉にあるべき菌(常在菌)も消毒してしまい、かえって自分自身の免疫力を落とす恐れがあります。基本的な感染予防をする場合は、水またはぬるま湯でのうがいが適しています。
人の往来が多い所や空気が乾燥していたりすると、喉の粘膜が乾燥していきます。喉には元々、ウイルスや菌等を外へ排出する繊毛細胞があります。繊毛細胞の上にある粘液で捕らえられたウイルスや菌は、繊毛の動きによって、時間をかけて痰等で体外へ排出されます。この体を守る繊毛細胞の運動は乾燥と寒さで低下するため、うがいをして喉を潤し正常に戻す必要があります。また喉の乾燥を防ぐために、マスクを利用することも有効な手段です。感染症の流行時に限らず、喉の保湿は体を守るために大切なポイントです。
なお、新型コロナウイルスは、飛沫感染がメインの感染ルートです。うがいのときには飛沫が飛散するので、自宅以外の共用の場所では、なるべううがいをしないように注意しましょう。
会話時には、お互いにマスクをすることがエチケット
新型コロナウイルスが流行し始めた当初、マスクの感染予防効果は限定的であると考えられていました。現在では、飛沫感染する感染症においては、マスク着用によって、自分自身の感染リスクも人に感染させるリスクも、どちらも低下させることがわかっています。
特に新型コロナウイルスでは、主な感染ルートは飛沫感染ですが、感染者は発症前からウイルスを排出しているため、いわゆるユニバーサルマスクが推奨されています。このため、対面で人と会話する際には、お互いにマスクを着用することが大切です。
マスクの素材は不織布か布で、2層以上であることが推奨されていて、ウレタン素材は飛沫を通しやすいことがわかっています。また、もっとも大切なのは、顔とマスクの間になるべく隙間をつくらないことです。どの素材でも、隙間があれば飛沫が飛散しやすくなってしまいます。自分の顔にきちんとフィットするものを選びましょう。
そのほかにも、マスクを着用しておくことのメリットはいくつかあります。口腔内の保湿、喉の繊毛細胞の乾燥防止、また手で鼻や口元をよく触る癖の予防、などです。ただ、2020年2月現在、マスクが手に入りにくい状況が続いています。抗がん剤治療を受けながら生活しているなど、日常生活でマスクがないと生命の危険がある方や、医療・介護関係者の方々が、大変困っている状態です。まずは咳やくしゃみの症状のある人から、優先的にマスクを着用するようにしましょう。口腔・咽頭の保湿は、なるべく口呼吸しないことや、のど飴や水分をとることなどで、代用できます。
発熱、咳、くしゃみの症状のある方は、自分自身がもっているかもしれないウイルスを拡散しないために、正しい使い方をしましょう。
- 上下や裏表のつけ間違えがないようにする
- マスクのフィルターには触れない
- マスクを顎に引っ掛けない
- 鼻だけ出してマスクを着用しない
- 外したマスクは、他の人が触れないようにする
そのほかにできる感染対策
ウイルスや細菌に対する感染対策は、3種類に分けて考えることができます。
- 感染源の対策…感染者の隔離や管理、治療など
- 感染経路別の対策…マスク着用、手指衛生の徹底、咳エチケット、密を避けるなど
- 感受性の対策…健全な生活、予防接種、咽頭の保湿など
①の感染源の対策は、既に感染してしまった方々に対して医療機関や保健機関がおこなう対策です。ただ、具合の悪いときに外出しないことは、「感染者の隔離」に当たり、自分でもできる対策です。具合の悪いとき、つまり体力の低下しているときに外出することは、戸外で蔓延しているウイルスに感染しやすく、自分自身のもっているウイルスを人にうつしてしまうリスクもあります。体調のすぐれないときには、自宅でしっかり休養しましょう。
そのほかに、普段の生活や勤務の中で、烏山の社員やスタッフにできることが、感染経路別の対策と感受性の対策です。②の感染経路別の正しい対策によって、自身を守ることができるだけでなく、他の人への影響を最小限に抑えることができます。新型コロナウイルスの流行でも、感染経路に即した対策をとることが重要視されています。ウイルスは目に見えないからこそ、手洗いやうがいを徹底して、常に感染経路を遮断しておくことで、自分自身を守る必要があります。
③感受性の対策は、ウイルスに対抗できる体力を日頃より維持しておくということです。体力の低下は、ウイルスにスキを見せていることに繋がります。炭水化物やタンパク質、ビタミン、食物繊維など、バランス良く栄養ある食事、十分な睡眠や休息によって、体力の維持向上が期待できます。また、毎朝体温を測ることで、自分の体調を把握できます。頭痛や喉の違和感などを感じたら、無理をせず休むことも大切です。日頃から自分の体調への意識を高めておくことで、小さな体調の変化に気づくことができます。
デマに惑わされない
現在、新型コロナウイルスに関連した様々なデマやフェイクニュースが飛び交っています。嘘の情報に流されて、マスクが必要な人にマスクが行き渡らなかったり、間違った感染対策をしてしまったり、日用生活品が手に入らなくなったりと、日本中で大きな混乱をきたしています。清掃スタッフの皆さんには、正しい情報によって適切な行動を心がけていただきたいと思います。代表的なデマをいくつかご紹介しますので、参考にしてください。
マスクをすれば感染しない
感染リスクがゼロになることはない。マスク着用に加えて、密を避ける、適切なタイミングでの手洗いなどが必要。また、マスクは特に、会話時の飛沫飛散を防ぐもの。1人でいるときにずっとマスクをしていても、誰かとの会話時にマスクを外してしまうことのないよう、「何のために必要なのか」を考えて着用しましょう。お湯を飲めばウイルスが死ぬ
エビデンスに基づいた公式発表は見当たらない。布などの洗濯で、90度以上のお湯を使用することが推奨されているが、その際は洗剤を使用することと、洗濯している間中、お湯の温度を90度以上にたもつことが必要。また、何分以上でウイルスが不活化するのかについて、当社では把握していない。原料を中国から輸入しているトイレットペーパーが不足する
トイレットペーパーの原料はほぼ国産で、98%が国内生産品のため、新型コロナウイルスの影響でトイレットペーパーは不足しない。現在、デマを信じた人の買い占めによって、店頭で不足している。アルコールを飲めばウイルスを消毒できる
アルコールを飲んだ瞬間の口内だけは消毒できる可能性がある。しかし新型コロナウイルスは接触感染もするため、継続的な予防効果はない。新型コロナウイルスは70%の消毒用アルコールで不活化できるが、この濃度のアルコールは、喉などの粘膜を傷つけやすく、かえって感染しやすくなる恐れがある。
烏山の社員やスタッフにできること
私たち烏山は、オフィスビルやマンションの管理・清掃が主な業務です。ビルもマンションも多くの人が集まります。そこに集まる人たちも同様に新型コロナウイルスやインフルエンザに感染することの不安や恐れを感じていると思います。私たち烏山の社員やスタッフが率先して感染への対策をとり、適切な清掃をおこなうことで、継続的な建物管理と建物の衛生管理を実現することができます。
マンションやビルを利用していただく方のために、烏山社員やスタッフの皆さまには正しい知識で感染対策に努めてください。正しい姿勢と対策がビルやマンション全体の安心と安全につながります。利用していただく方の安心を確保することで、烏山の目指す「快適な環境の創造」にまた一歩近づくことができるのです。
